大豆へのこだわり

豆腐はお客様の口の中に入る食べ物です。だからこそ、より安心しいただき、安全で、体に良いものを届ける必要があります。豆腐は食材の中でも特に健康によいとされている食材です。だからこそ、大豆にも徹底してこだわりました。

お客様との約束

オーケーフーズには3つのお客様との約束があります。それは

  • 1安心・安全・正直な商品で喜ばれる食品を提供すること
  • 2美味しいことは当然ながら、体に良い商品を提供すること。
  • 3お客様第一に考え行動すること。

の3つです。この約束があるからこそ、大豆にも徹底してこだわっています。


大豆は世界を救う

大豆が体に良いというのも、大豆にこだわる理由の一つです。大豆に含まれる栄養素にイソフラボンがあります。このイソフラボンに関して、京都大学名誉教授の家森幸男先生が著書『大豆は世界を救う』で以下のように述べられています。

いいことづくめのイソフラボン

イソフラボンの効果をあらためて整理してみましょう。
おもな効果としては、まず、

  • 1血圧を低下させる。
  • 2血液中の悪玉コレステロールを減らし、バランスを整える、肥満を予防する。
  • 3更年期障害の症状を抑える、骨量の減少を抑えて、骨粗しょう症の発生を遅らせる
  • (最近、私たちの調査によって新たな朗報がもたらされています。骨量が減るのを防ぐだけでなく、骨量の増加まで確認されたのです)。

  • 4乳がんの予防、前立腺がんの予防、ほとんどのがんの死亡率を低下させる。

などです。
そのほかにも、女性ホルモンと似た働きがあることから、肌のうるおいを保つなど、
大豆に含まれているビタミンEの抗酸化作用などとの相乗効果で、体全体を若々しく保ち、
老化を防ぐ作用もあります。

出典:家森幸男『大豆は世界を救う』 ,株式会社 法研 ,2005年 ,p98-100

これだけの働きをしてくれる大豆です。『美味しいことは当然ながら、体に良い商品を提供する』ため、私たちは最高の大豆を探しました。


農林水産大臣賞を受賞した、熊本県球磨郡あさぎり町の大豆

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九州、熊本県の南部、球磨盆地中央にある、あさぎり町。
町の中央には、日本三大急流で有名な球磨川が流れる、自然豊かな町です。この町は、町の名前でも連想されるように、大変、霧が発生しやすい気候の地域です。

この気象条件と、球磨川水系の豊穣な水は大豆を生産するのに適していて、昔から盛んに栽培されてきました。霧が発生するということは朝夕の寒暖の差が激しいということです。寒暖の差があるほど、野菜や甘みが増します。また、大豆栽培を行政、農協、生産者が一体となって行っています。
地域の取り組みの甲斐もあり、あさぎり町の大豆は昭和58年に、北海道に次ぐ生産地として九州で初めて『農林水産大臣賞』を受賞しました。

平成18年、私たちオーケーフーズはあさぎり町の大豆生産者のみなさんに、オーケーフーズの豆腐のための大豆を栽培していただけることになりました。生産者のみなさんとの綿密な打ち合わせ、種まきから収穫までオーケーフーズと生産者と一体となっての栽培の結果、平成19年より少人数の大豆生産者のグループ別原料での製品流通が可能となりました。すなわち、お届けする製品が、ある一定の量ごと、大豆生産者の方々の顔と名前が分かるということです。
当然、栽培履歴も正確におだしできます。安心して、かつ美味しく食べていただけることができるのです。

生産者のみなさん

(敬称略)
井上フヂ子
稲富朋助
宮崎弘幸
宮本隆宏
荒牧千鶴
荒木隆
山下美武
山本富夫
糸山恵矢
緒方利雄
小川弘
小島利也
上田幸男
城本龍一
深田猛
杉本栄喜
西村義孝
赤坂大
川野岩巳
蔵座豊射
池本義孝
椎葉健一
田中伸明
白崎智津子
富田晃明
林田文則
濱村清巳

豆腐業界の現状

日本の豆腐は、原材料である大豆のほとんどを輸入にたよっています。国内産大豆の生産量が少ないことと、国内産大豆の原材料費では昨今の市場の価格についていけないため、価格の手ごろな海外大豆を使用せざるをえないのです。

豆腐の原料は、大豆が唯一ともいえるものです。大豆の使用量は、年間50万トン弱で、ここ数年大きな変動は ありません。豆腐の原料に適している大豆は、タンパク質の含有分の高いことが第一の要件ですが、依然輸入大豆が主流です。輸入先はアメリカ産が大部分です が、近年カナダなど他地域も増えています。
出典:一般社団法人 全国豆腐連合会 豆腐・原料大豆の消費量 (最終閲覧日:2015年10月19日)
(リンク http://www.zentoren.jp/economy/consumption.html

オーケーフーズもそれは同様で、全ての豆腐を熊本県内やあさぎり町の大豆だけで作ることはできないのです。


国が認める『遺伝子組換えでない』大豆を使用しています。

豆腐を買われる際、「遺伝子組換えでない」という表記を一度は目にしたことがあるかもしれません。その表示をするには、国が定めたIPハンドリングという管理法で管理し証明書が発行されてなければいけません。

IP(Identity Preserved)ハンドリングとは、遺伝子組換え農作物と非遺伝子組換え農作物を生産・流通及び加工の各段階で混入が起らないよう管理し、そのことが書類などにより証明されていることをいいます。
出典:厚生労働省 IPハンドリング(分別生産流通管理)の運用の明確化について(報告)(最終閲覧日:2015年10月19日)
(リンクhttp://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/07/dl/s0723-3b.pdf

私たちが契約している輸入元の企業は、もちろんこのIPハンドリング証明書を取得しています。


それでも安心・安全を求め、海を渡り視察。

IPハンドリング証明書は取得していても、果たして本当に信用できるのかと疑ってしまうのが人の心というものです。弊社代表大島は、輸入元の企業が契約している海外の大豆生産地を視察し、その品質が確かなものであることを確認しました。お客様との約束にある、『安心・安全・正直な商品で喜ばれる食品を提供すること。』を果たした瞬間でした。

brazil_012006年にブラジルへ視察。1ヶ月滞在。brazil_02見渡すかぎりの大豆畑。移動は常にセスナ。brazil_03大豆によいとされる『根粒菌』の付着を確認しました。brazil_04ブラジルの大豆にもこんなに綺麗な花がさきます。brazil_05大豆の種が栽培されている過程から確認しました。brazil_06やはり生産者の顔を見なければ納得できないと、生産者と顔を突き合わせ、飲み明かしました。

160年間、お客様に支えられました。
                            これからもお客様にお約束します。

私たちは嘉永3年から豆腐づくり一筋できました。
永く続けてこられたのは、ひとえにお客様の支えがあってこそです。
大豆一つとってもどこまでも私たちの信念と貫かなければ、良いものは手に入りません。
そして、その信念がなければお客様に支えていただくこともありませんでした。
これからも、お客様との約束を守り、豆腐づくりに励んでいきます。
私たち、オーケーフーズはこれからも大豆の味と品質を追い求めていきます。