大豆は世界を救う
大豆が体に良いというのも、大豆にこだわる理由の一つです。大豆に含まれる栄養素にイソフラボンがあります。このイソフラボンに関して、京都大学名誉教授の家森幸男先生が著書『大豆は世界を救う』で以下のように述べられています。
いいことづくめのイソフラボン
イソフラボンの効果をあらためて整理してみましょう。
おもな効果としては、まず、
- 1血圧を低下させる。
- 2血液中の悪玉コレステロールを減らし、バランスを整える、肥満を予防する。
- 3更年期障害の症状を抑える、骨量の減少を抑えて、骨粗しょう症の発生を遅らせる
- 4乳がんの予防、前立腺がんの予防、ほとんどのがんの死亡率を低下させる。
(最近、私たちの調査によって新たな朗報がもたらされています。骨量が減るのを防ぐだけでなく、骨量の増加まで確認されたのです)。
などです。
そのほかにも、女性ホルモンと似た働きがあることから、肌のうるおいを保つなど、
大豆に含まれているビタミンEの抗酸化作用などとの相乗効果で、体全体を若々しく保ち、
老化を防ぐ作用もあります。
これだけの働きをしてくれる大豆です。『美味しいことは当然ながら、体に良い商品を提供する』ため、私たちは最高の大豆を探しました。
農林水産大臣賞を受賞した、熊本県球磨郡あさぎり町の大豆
九州、熊本県の南部、球磨盆地中央にある、あさぎり町。
町の中央には、日本三大急流で有名な球磨川が流れる、自然豊かな町です。この町は、町の名前でも連想されるように、大変、霧が発生しやすい気候の地域です。
この気象条件と、球磨川水系の豊穣な水は大豆を生産するのに適していて、昔から盛んに栽培されてきました。霧が発生するということは朝夕の寒暖の差が激しいということです。寒暖の差があるほど、野菜や甘みが増します。また、大豆栽培を行政、農協、生産者が一体となって行っています。
地域の取り組みの甲斐もあり、あさぎり町の大豆は昭和58年に、北海道に次ぐ生産地として九州で初めて『農林水産大臣賞』を受賞しました。
平成18年、私たちオーケーフーズはあさぎり町の大豆生産者のみなさんに、オーケーフーズの豆腐のための大豆を栽培していただけることになりました。生産者のみなさんとの綿密な打ち合わせ、種まきから収穫までオーケーフーズと生産者と一体となっての栽培の結果、平成19年より少人数の大豆生産者のグループ別原料での製品流通が可能となりました。すなわち、お届けする製品が、ある一定の量ごと、大豆生産者の方々の顔と名前が分かるということです。
当然、栽培履歴も正確におだしできます。安心して、かつ美味しく食べていただけることができるのです。
生産者のみなさん
豆腐業界の現状
日本の豆腐は、原材料である大豆のほとんどを輸入にたよっています。国内産大豆の生産量が少ないことと、国内産大豆の原材料費では昨今の市場の価格についていけないため、価格の手ごろな海外大豆を使用せざるをえないのです。
(リンク http://www.zentoren.jp/economy/consumption.html)
オーケーフーズもそれは同様で、全ての豆腐を熊本県内やあさぎり町の大豆だけで作ることはできないのです。
国が認める『遺伝子組換えでない』大豆を使用しています。
豆腐を買われる際、「遺伝子組換えでない」という表記を一度は目にしたことがあるかもしれません。その表示をするには、国が定めたIPハンドリングという管理法で管理し証明書が発行されてなければいけません。
(リンクhttp://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/07/dl/s0723-3b.pdf)
私たちが契約している輸入元の企業は、もちろんこのIPハンドリング証明書を取得しています。
それでも安心・安全を求め、海を渡り視察。
IPハンドリング証明書は取得していても、果たして本当に信用できるのかと疑ってしまうのが人の心というものです。弊社代表大島は、輸入元の企業が契約している海外の大豆生産地を視察し、その品質が確かなものであることを確認しました。お客様との約束にある、『安心・安全・正直な商品で喜ばれる食品を提供すること。』を果たした瞬間でした。